ナイン・マイルは遠すぎる

THE NINE MILE WALK

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サヨナラ・ゲーム 

こんにちは。連日春らしい陽気が続きますね。
東京は今日は雨でしたが、逆にこの雨の陽気に春を感じたかもしれません。冬でも暖かい日はありますが、雨なのに暖かい、というのは春にならないとありませんから。

このふわふわした春の陽気というのは、なにか新しいことを始めずにはいられなくなるような、そんな人をそわそわさせるなにかがあります。そう、それはなにかが始まりそうな予感。
常日頃から落ち着きのない私も当然例外ではなく、気持ちは今にも来週に迫ったゴールデンウィークに向けて走りだそうとしていました。
しかし今週は何ウィークでもないので当然お勉強です。

ゼミの授業が終わり、皆が陽気の中へ飛び出そうとしていると、先生が今後やる内容について半分ひとりごちるようにしておっしゃいました。

先生「××と△△は飛ばしちゃって大丈夫かな」

ちょうど先生から一番近い位置に座っていた私は、授業が終わって身も心も軽くなっており適当に答えます。

私「飛ばしましょう飛ばしましょう」
先生「そうなると○○が・・・まあこれも飛ばしちゃって大丈夫か」
私「飛ばしましょう飛ばしましょう」

いい気なもんですが、まあ実際飛ばしても大丈夫(分かるし)。私はどんどん先に進みたいたちですし、何よりさっさと部屋を出たいたちでした。

先生「じゃあこれはゴールデンウィークの課題にしようか」
私「そうしましょうそうしましょう」

・・・ハッ。
私に浴びせられる、他のゼミ生達の冷たい視線が私を陽気から冷酷な現実へと引き戻しました。そして私は、自分がとんでもないことをしでかしてしまったことを悟ったのです。

気分はさながら、先発投手の勝ちを消してしまった中継ぎ投手。
リードにのほほんとしていたベンチには、今や白けた空気が漂っています。
ああ、このなんと情けないことか・・・。グローブをベンチに叩きつける元気もわかず、私はただ放心することしか出来ませんでした。戦犯確定です。今後卒業までずっと名前にンゴをつけて呼ばれても文句は言えない立場に置かれてしまったのです。

しかし、その時でした。

先生「あ、でもここの内容は証明までやらなくても大丈夫だね。次回の頭にちょっとやっちゃえばいいか」

つまり・・・。

先生「まあ課題にしなくていいでしょう」

勝った!
絶望を湛えていた私達の目に光が戻り、打ちひしがれていた教室には再び春の日差しが差し込みました。

自由なゴールデンウィークを手に入れたんだ・・・!!
私は、私達は、サヨナラホームランを打ったヒーローを迎えるべくベンチから飛び出す投手のように、教室を飛び出したのでした。
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